2019年5月:不動産価格の透明性
展覧会を見にいくために乗るRER(首都圏高速鉄道)中でも、バーでワインを飲みながら、仕事の昼休憩中にも、よく話のタネになる不動産の価格。
不動産を売りたいとき、買いたいとき、気になるのは価格の相場です。そんな時はDVF (https://app.dvf.etalab.gouv.fr/) のサイトをお勧めします。フランスの公共財政総局のサイトで、過去5年の不動産の取引価格を検索して見ることができます。固定資産税評価額をもとにした、公証人税及び不動産会社への手数料抜きの価格ですが、エリアや物件を決める役に立つでしょう。
例えば、パリ11区のヴォルデール大通りとルノワール大通りの間にある、一区画をサイト内検索ページの右側のマスに入力してみると、左側に物件取引価格と契約締結日が出てきます。
同じように https://www.meilleursagents.com/ というサイトも、より正確な不動産価格の検索ができるように改良されました。新たに、売買記録による物件の価値を知ることができるようになり、地図上で取引価格が確認できます°
試しに、上記のサイトで検索した11区の同じ区画の住所を入力し、ページ上にある”Découvrir” (検索する)をクリックすると、上サイトと同様に過去5年間の不動産取引価格をみることができます。エリアごと、区画ごとの不動産価格が一目瞭然!
もちろん不動産価格は、平米数だけではなく建物のスペック、部屋数、家の向き、状態、管理費などアパートの様々な条件に左右されます。不動産の価格を査定する不動産会社または公証人は、不動産の相場や取引の動向のより詳しい情報を持っていますが、いずれにしても、意中のエリアの物件が実際どの程度の価格で売買されているか、ぜひサイトを参考にしてみてください。